横溝光太郎 Soi 2
¥6,300
写真家 横溝光太郎による写真集Soi 2(ソイ ソーン)
Soi 2は、写真家 横溝光太郎による写真集で、2023年7月まで居住していたタイのチェンマイで撮影された写真群が収められたSoi 1の続編になります。
Soi 1は主にモノクロの写真で構成され一部カラーの写真が差し色のように入っていました。チェンマイという街に溢れる光を彼らしいセンスでとらえたその写真は次の写真集への期待を高めるものでした。
今作は新作カラーに前作のカラー作品が一部混ざっています。
新作カラーは脳内でモノクロに置き換えることができそうなカラーでありつつモノクロでもあるもの、カラーであるがゆえに伝わる情報の多さを巧みに整理しモノクロのような静けさすら湛えているもの、そしてすべての写真に大きな変化を遂げ今後消えてしまうかもしれないチェンマイの街を慈しむようにシャッターを切っているのが感じられます。
しかしながら彼の撮影は「瞬発力」「レスポンスの速さ」あるもので、慈しむといった行為とは一見すると無縁のようではあるが、そうではないのだろう。
それは彼自身のパーソナリティからくるものであるから。
そして彼は何か惹きつけるものを持っていて、彼の周りには国籍問わず様々な友人や知人が集まっている。もしかしたら人だけでなく街も彼に惹かれるのかもしれない。彼がチェンマイという街に愛された理由は「慈しむ」というキーワードと無縁ではないだろう。
今夏チェンマイを離れフランスマルセイユへと旅立ちました。とはいえ拠点は残しつつではあるようなので、またチェンマイを撮影することもあるかもしれません。2年弱過ごしたチェンマイの街はいったん彼を送り出し、また戻ってくるのを待っている 写真からそんなようなものも感じました。soi 3があるとしたら そんなことにも思索を巡らしてみてください。
大きさ横約14cm 幅2cm 縦20cm
Dibdee Binderによるチェンマイで印刷および手製本